2024年度

二本松実業高等学校で授業を実施しました!

二本松実業高等学校で生活文化科の1年生と一緒に授業を行いました✨

人が生きる力を支える仕事ー上条百里奈さん

上条さんからは、「人が生きる上で医療は大切。でも、医療だけでは救えない命もある。それは何だろう?」という問いかけを通じて、人の生きる希望を支える介護の役割についてお話しいただきました。

医療は命をつなぐものですが、介護は「その人が生きていく意味や喜びを支える仕事」であるという言葉が生徒たちの心に響いたようです。介護は単なる身体的なサポートではなく、日々の暮らしの中で「できることを増やし」「生きる希望を作る」ことができる仕事であると知り、「心臓が動いているだけではなく、その人の明日を支えることが大切だと感じた」という声もありました。

現場で活躍する若手介護職員のお話

社会福祉法人北信福祉会 ハッピー愛ランドおおもりで働く清野さん、株式会社リブレ リブレ松川看護小規模多機能型居宅介護事業所で働く阿部さん、株式会社リブレ グループホーム リブレ松川で働く柏木さんにもご登壇いただきました。

介護の仕事に携わるようになったきっかけや、利用者との関わりを通して感じたやりがいについて、それぞれの経験を交えながら語っていただきました。

戦争を経験した高齢者の方から当時の話を直接聞けることや、日々の生活を一緒に作っていくことの大切さに触れ、介護の現場では単にケアを提供するだけでなく、「介護は世代を超えたつながりを生み出す仕事なんだ」と新しい視点を得るきっかけになったようです。

また、「みんなで一緒に食べたり作ったりする時間が、思い出として残る」という話に、介護の仕事が単なる支援ではなく、豊かな時間を共にする仕事であると感じた生徒さんもいました。

生徒さんの声

●「今の日本の介護の課題などを調べ、それをどう改善していったらいいかを考えてみたいし、自分にできることがあれば、何かやってみたい」

●「心臓が動いているだけじゃダメだと思った。その人の明日を思ってサポートすることにおいては介護が一番だと思った。」

●「たとえ余命を言われてもクライマックスにかけて何をするかによって生きる時間を延ばせるのはすごいし、『できないからやらない』ではなく『やってみる』という事がどれだけ大事かを知る機会になりました。自分の祖父母が同じ状況になったら、生きる希望を作り、最後まで幸せにしたいなと感じました」

●「利用者の方とは違う世代のため、経験したことのない戦争についての経験談も聴けるのはとても貴重なことだなと思った」

今回の学びが、介護や福祉を身近に感じる一歩となり、将来の進路を考える上でのヒントになれば嬉しいです✨