2024年度

岩瀬農業高等学校で授業を実施しました!

岩瀬農業高等学校で福祉コースの1年生と一緒に授業を行いました✨

介護の可能性を広げるー上条百里奈さん

今回の授業では、白梅学園大学研究員であり、介護福祉士・モデルとして活躍されている上条さんにオンラインでご参加いただきました!

介護は「人をサポートする仕事」と思っていた生徒たちも、上条さんの話を聞く中で、「介護の仕事は、ただ支えるだけではなく、利用者が自分らしく生きるための工夫や環境づくりが大切」という視点を学びました。

また、介護は医療とは違ったアプローチで人を元気にできる仕事であり、利用者が日常を楽しめるように支えることが大きな役割の一つであると知り、これまでのイメージが変わった生徒も多かったようです。また、「介護士は、看護師とは違う視点でその人の幸せを準備する仕事」という言葉に、介護の持つ温かさや奥深さを感じた生徒さんもいました。

現場で活躍する介護職員のお話

さらに、社会福祉法人安積福祉会 特別養護老人ホームカーサ・ミッレで働く水下さん、特定非営利活動法人豊心会つくしデイサービス紡で働く鈴木さんにもご登壇いただきました。

お二人からは、それぞれの職場で取り組んでいるユニークな活動や、働きやすい環境づくりについて実体験を交えながらお話しいただきました。

特に生徒たちの印象に残ったのは、認知症の方が地域の一員として働ける「ハプニングラーメン」や、認知症について学ぶことができる「ボータンカフェ」といった取り組みでした。「認知症の方がただ支えられるのではなく、自分の役割を持って活躍できる場があることに驚いた」と話す生徒もおり、介護の仕事が「できないことを補助する」だけではなく、「できることを引き出す」役割も持つことを学ぶ機会となりました!

生徒さんの声

●「認知症の方と豊かな暮らしをしていくため、ハプニングラーメンで認知症の方が働いたり、ボータンカフェで認知症について勉強したり色々工夫されていてすごいなと思いました。」

●「私は『介護は人をサポートする』『大変』というイメージを持っていました。でも、上条さんのお話を聞いて、介護の人も高齢者の人も私たちと同じような生活をしていたことを知り、介護のイメージが変わりました。」

●「私は人の役に立つ仕事がしたいと思っているので、これからボランティアがあったら参加して、自分に合っているか確かめたいと思います。イベントに行ったり、見学してみたいです!」

介護の仕事にはさまざまな関わり方があり、それぞれの人が自分に合った形で携わることができます。今回の学びが、将来を考えるきっかけとなり、生徒たちの新たな一歩につながることを願っています!