聖光学院高等学校で授業を実施しました！
聖光学院高等学校で福祉探究コースの1．2年生と一緒に授業を行いました✨
介護に広がる可能性ー上条百里奈さん
今回の授業では、白梅学園大学研究員であり、介護福祉士・モデルとしても活躍されている上条さんをサポート講師としてお迎えしました✨
上条さんは、介護の現場だけでなく、SNSやイベントなどを通じて福祉の魅力を発信されています。
授業では、「医療と介護は異なるアプローチができる」という視点や、「介護は病気を治すことはできないけれど、元気にすることができる」という言葉に、生徒たちは新たな気づきを得たようでした。
また、介護福祉士としての仕事だけでなく、福祉をより多くの人に伝えるための活動についてもお話しいただき、「福祉の仕事にはこんな広がりがあるんだ」と驚く生徒も多くいました。
現場で活躍する介護職員のお話
さらに、社会福祉法人 篤心会 特別養護老人ホーム 孝の郷で働く菅野さんと、社会福祉法人 陽光会 陽光園デイサービスセンターで働く鈴木さんにもご登壇いただきました。
お二人からは、日々の仕事のやりがいや、仕事における工夫や印象深いエピソードについてお話しいただきました。
1つの印象的なエピソードとして、食事を取る力がなくなった利用者さんに対して、ご家族と協力し、さまざまな職種の人々と連携しながら食事を提供する方法を試行錯誤したことを共有してくれました。最終的に、利用者さんの最後までサポートできた経験を共有し、「自分一人ではできないことも、周りの力を借りることで実現できることがある」と生徒たちに感じてもらえたようです。
介護の仕事の幅広さに驚いた生徒も多く、これまでのイメージが大きく変わるきっかけとなったようです。
生徒さんの声
●「介護は同じ仕事の繰り返しではなく、利用者さんの楽しい時間ややりたいことをサポートするのも介護だと分かった」
●「看取りの利用者さんの最期を見て、悲しいだけじゃなく、その人との思い出がよみがえってきて、悲しいだけじゃないこの感情は介護業界に入らないとわからない魅力と言っていて、そう言える職業っていいなと思いました。」
●「子どもも大人も高齢者もみんなが笑って過ごせる街になればいいなと思いました。」
「介護は特別な仕事」と考えていた生徒も、現場の話を聞くことで、誰もが関われる仕事であり、多様な役割があることに気づいたようです。中には、「介護職員初任者研修を取る！！」と資格取得を決意した生徒さんもいました。
介護や福祉に興味を持つきっかけは人それぞれですが、今回の授業が、生徒たちの未来の選択肢を広げる一歩となれば嬉しいです✨
